太一は、初めて他人に怒られた体験をしました。
保育園から帰る際、機嫌が悪かったこともあり、帰り道とは逆方向へ歩いた後、戻ってくる時に、ちょうど目線にあった、園のお隣のお宅の玄関ベルを鳴らしてしまった様子。
「だれだ〜、今ベル押したのは〜」と強面のおじさん登場。何事か分からない様子で戸惑う太一を抱きかかえ、押したのは間違いない事を確認できたので、腹をくくってお詫びをすると、そこからのおじさんの愚痴がが長かった。隣りに保育園がある事で、迷惑をされている事は理解できたので一通り伺ったものの、住所と名前を書くように言われたので一言言わせて頂きました。
「御迷惑されているのは良くわかりました。いつも子ども達を見守って頂きありがとうございます。子どもは社会が育てるものだと思うので、本当に助かります。ただし、住所を書くことについては、理由をおっしゃっていただけますか?記録をされたいという事だけでしたら保護者の名前だけで充分ではないですか?又今回の事は園長にも伝えさせて頂きます」
子どもは社会が育てるもの〜の当たりで、態度が変わられて、自分も子どもは好きだから、とか、住所を控えても悪用はしないから、と勢いが治まり、逆に謝られることに。
感情をぶつけるのはよくない事。争いは会話でも解決できることを、子どもに伝えられたらいいな、と思った瞬間でした。
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