おいしいチョコレートを作っているのではなく、世の中の仕組みを変えるプロジェクトの題材がたまたまチョコレートだった。
この10年の経済は変わっていないのに、カカオ原料の価格は3倍以上になっている。理由は何かと調べたら、それは投資家がカカオの原料の値段を決めている事にあると気付いた。カカオは換金作物と呼ばれ、そのままでは価値が無い。生産者は、カカオの値段を決められず投資家によって価値が決められる。そのカカオを投資家AがBに売る時には10円の利益、BがCに売る時に10円の利益がでるように売買されている。よって消費者の手元に届く時には、原価以上の価格が投資家の元に入るという仕組みがあると言う。カカオの生産者はチョコレートを食べた事も無い。
証券アナリスト時代に、自分のやっていることは、世の中のゆがみを元にしてもうけている仕事だと気づいた。2度目の東ア船参加では目的をはっきり持って参加したそう。
その東ア船でインドネシア青年とあったことなどストーリーがあるからこのプロジェクトの賛同者を得やすいのだ、とも言う。
穏やかな話し方に、自然に応援したくなるダリケーのCEO吉野さんが、IYEOの仲間であることはとても誇らしいと思った。
吉野さんのことば:目指すものが大きすぎる。そうすると、「大きいものを運んでいるあり」のように、みんなが注目する。中には手伝いたくなる人も出てくる。
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