築60年は経っているだろうと思われるご近所のおばあちゃんのお宅には、大きな柿の木があります。毎年立派な実がなっているのに、収穫をされない様子をみかねたデーモンが、おばあちゃんを手伝ってあげたいから、とお手伝いのオファーをすることにしました。
手紙をおいた翌朝お邪魔すると、嬉しそうにそして「いや〜、そんなもったいない、わたしなんかのために〜」と遠慮がちにおばあちゃんが出ていらっしゃいました。そして、竹の先を2又にしただけのシンプルな道具を貸して下さり、デーモンがそれを持って、高い位置にある柿のついている枝を折る。落ちてくる柿を、私が下でキャッチ(半分は落としましたが)。それを太一が受け取っておばあちゃんに渡す、という連携プレー。
2本のうち1本は渋柿なのに、東京は気温が高いからうまく干柿にならない事や、家は戦後建てて以来なので、やっぱり60年は経っている事も教えて下さいました。
柿は甘さが凝縮されていておいしく、頂いた柿を通りかかったお隣さんにお裾分けして、「嬉しい事はみんなで分けるともっと幸せになるんだよ」と太一に伝えようと思った矢先に、太一が失踪?!
カランコロンとお店のドアが開く音がしたので見てみると、いつもお世話になっているお向かいさんへ、自ら進んで柿を届けに行っていました。
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