Tuesday, July 21, 2015

Islamic World



イスラム教徒の友人たちのことが分かってすっきり。生まれた背景国の背景等、子育てしながらの日本人目線で書かれたこの本は、ある意味目から鱗が出るほど面白い。
<以下学びの備忘録>

「アラブからこんにちは」ハムダなおこ著

UAEは1971年首長国連邦に。ザーイド大統領は偉大。
この劇的な変化の渦中でいつも心に刻んでいるのは、「自分たちがどこから来たかを忘れない」こと。そして何ごとに対しても強く、諦めず、寛容で慈悲の心をもち、さらに柔軟なのです。

多文化を理解するには、広範な知識以上に相手を尊重する意思が必要です。
その意思は、自分がその場に立ってみる勇気と愛情が基礎となります。だから私は娘に「周りを気にせず自由に行きなさい」とは言えない。

人間の営みは常に普遍的。ベールの両側とも越えられないほど高い壁に隔たれているかに見えて、実は同じような人間らしい喜びと苦悩と驚きに満ちています。
そしてベールを取り払うことができるのでは、権利でも教養でもなく、あるがままの他人を受け入れようとする寛容さだけ。

ジン:アッラーは人間と同じように自分たちの世界をもち、人間と同じ場所に存在している。善行をする良いジンと、悪行をする悪いジンがいる。

護符の言葉:マシャラー

ムスリムの行:喜捨(ザカード、サダカ)
人間社会は持ちつ持たれつ、助け合い、もたれ合い、つくしあいである原則
ザーイド大統領はUAEの未来に対して、はるかに大きな理想と力強さと寛容さ(トレランス)をもっていた人物。「偉人に出会うう喜びが、どんなものか、偉人に遭遇したことがなければ決して分からない」

夫たちの世代にはゆるぎない度胸があります。それは極貧の生活をそれと知らずに生きていた時に、何も捨てるものがないころの記憶があるからでしょうか?更には時代の最高のぜいたくを味わった自信にあふれているからでしょうか?

上の世代である祖父母たちは非常に寛容で、我慢強く包容力がありました。何をどう理解していたのか、自分よりはるかに教育を受けた異国人の嫁たちをすんなりと受け入れ大切にしてくれました。 

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